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第80回農業食料工学会年次大会

第80回農業食料工学会年次大会


 オーガナイズドセッション

OS-1:農作業の事故実態の解明と安全性・快適性向上への取り組み
 農業農村環境および農業機械利用における農作業事故の低減を図り,安全性・快適性の向上を目的として,事故発生の現状分析と実態解明,諸課題に対応した基礎研究や実用技術,今後の取り組みなどについて,講演と総合的な議論を行う。
オーガナイザー:松井正実(宇都宮大学)

OS-2:日・アフリカ農業イノベーションセンター(AFICAT)事業における農業機械と学会の役割
 本セッションでは,開発途上国の国創りを支援する国際協力機関と農業機械化の最前線で活躍する研究者らが一堂に会して,日・アフリカ農業イノベーションセンター(AFICAT)事業における農業機械と学会の役割を考えることを目的とする。
オーガナイザー:長谷川英夫(新潟大学)

OS-3:地域生物資源の6次産業化技術
 農産物からバイオマスまで,地域の生物資源を活用した6次産業化技術を念頭におきながら,それらの商品化・資源化・起業化につながる独創的かつ持続的な基礎研究・実用技術などを討議する。特に,各地の生物資源にスポットを当てた関連団体との活発な議論も企画する。
オーガナイザー:北村豊(筑波大学),梅津一孝(帯広畜産大学),小出章二(岩手大学),村松良樹(東京農業大学),大橋慎太郎(新潟大学),西津貴久(岐阜大学),井原一高(神戸大学),田中宗浩(佐賀大学)

OS-4:ポストハーベスト工学のこれまでと今,そしてこれから
 ポストハーベスト工学分野におけるこれまでの成果を総括してそれらの知見を共有する方法を検討するとともに,最先端となる現在の研究課題の発表を通じてこの分野のポストコロナ・新冷戦時代における方向性について広く議論することを目的とする。
オーガナイザー:小川幸春(千葉大学),折笠貴寛(岩手大学),田中史彦(九州大学),小関成樹(北海道大学),黒木信一郎(神戸大学) (食料・食品工学部会協賛)

OS-5:未利用資源による新しい農業生産・食品開発~食品ロス・昆虫その他の活用~
 ムーンショット目標5のように,今後の農業生産では食品ロスなどの無駄の削減,微生物や昆虫等の生物機能の活用,完全資源循環型の食料生産システムが重要である。本OSでは,これら未利用資源による新しい農業生産・食品開発に関する学術交流を目指す。
オーガナイザー:佐々木豊(東京農業大学)

OS-6:農業用小型ロボットの可能性
 トラコンタ作業の無人化は大規模経営を支える技術として期待されるが,小型ロボットは真に農業を支える技術として実用化しうるであろうか?本セッションでは,多くの取り組みを通して,その可能性を模索する。
オーガナイザー:帖佐直(東京農工大学),森本英嗣(鳥取大学)(IT・メカトロニクス部会主催)

OS-7:データ駆動型農業のための植物フェノタイピング技術
 農業生産の省力化・効率化をはじめ,消費者ニーズにマッチした食料の安定的供給,さらには品質や機能性の向上を目的に,植物形質の環境応答性を植物群落から個体レベルまでマルチスケールで計測・評価・利用するための研究が精力的に行われている。本OSでは,データ駆動型農業の普及によって今後ますます重要性を増すと考える植物フェノタイピング技術に関する話題を幅広く募集し,研究発表の後,情報交換ならびに議論を行う。2022年度もオンラインによる開催のため海外からの参加も歓迎する。
オーガナイザー:岡安崇史(九州大学),岡山 毅(茨城大学),福島崇志(三重大学),梅田大樹(日本大学),平良英三(琉球大学) (IT・メカトロニクス部会主催)

OS-8:畜産の情報化
 畜産業においては給餌・生育環境が収量,品質,収入に関わる重要な要素であり,乳牛,肉牛,肉豚,肉用鶏,採卵鶏等を正確に計測した上で,アニマルウエルフェアに基づき作業や環境の最適化を図る必要がある。農業に比べると畜産業の情報化は大きく遅れていると言わざるを得ない現状があるため,本セッションでは,畜産現場における情報化に関わる発表を幅広く応募し,議論する。
オーガナイザー:近藤直(京都大学)

OS-9:水産業のためのセンシングと情報化
 持続的な漁業を行うための適切な資源管理,効率的な漁業を行うための漁況予測や魚群推定,生産性が高く環境負荷の小さい養殖生産,安心安全な水産物の提供と高付加価値化などを実現するために,水産業におけるセンシングと情報化技術はますます重要になっている。本OSでは,これらに関わる研究発表を広く募集し,情報交換と討論を行なう。
オーガナイザー:椎木友朗(水産大学校),近藤直(京都大学)

OS-10:蛍光分光法の利用と今後の展望
 農業分野において蛍光分光分析は農産物の品質評価に有用なツールとなってきている。詳細なEEMデータの活用方法や,単励起波長を用いた簡便な応用手法など,今後の蛍光分光の効果的な利用法について議論を行なう。
オーガナイザー:下保敏和(新潟大学)

OS-11:SDGs達成に貢献する生物資源利用の国際的課題
 持続可能でより良い世界を目指す国際目標「SDGs」の達成のために,生物資源を対象とした世界共通の課題に取り組む研究発表および議論を行う。海外研究者,留学生が参加しやすいように英語による進行を行う。
オーガナイザー:野口良造(京都大学・生物資源部会長)(生物資源部会主催)

OS-12:みどりの食料システム戦略に貢献するエネルギー・資源化およびシステム開発
 みどりの食料システム戦略の目的である持続可能な食料システムの構築の実現のために,特にエネルギー・資源化およびシステム開発への貢献が期待される発表および議論を行う研究交流の場とする。
オーガナイザー:滝沢憲治(三重大学)(生物資源部会主催)